てんかんとは、大脳の神経細胞が突如、異常に興奮したり過剰に興奮したりすることによって、意識障害やけいれんなどの発作を起こす脳の病気です。患者さんは約100人に1人の割合でいるとされており、日本全国にはおおよそ100万人が推定されていま...(もっと見る)

ここで用語の整理をしますと、てんかんは病気の名前で、てんかん発作は症状であり、その発作にはさまざまな種類があります。後ほどあらためて説明しますが、脳全体が同時に興奮して起こるてんかん発作（全般起始発作）では、いきなり全身がガクガク・ビ...(もっと見る)

てんかんを分類する基準は、2017年に国際抗てんかん連盟から新しい分類の枠組みが提唱され、てんかん発作型、てんかん病型、てんかん症候群と段階を追って分類し、それに加えててんかんの原因（病因といいます）や患者さんが持ち合わせている学習や...(もっと見る)

子どもに特有の代表的なてんかん症候群に以下のようなものがあります。(もっと見る)

新生児期に発症するてんかんには、家族性のてんかんを起こす場合もありますが、遺伝子の異常を原因とした小児てんかんはそれほど多くありません。近年、遺伝子の異常を原因としたてんかんは数多く発見されていますが、遺伝子の突然変異により家族の中で...(もっと見る)

小児てんかんでは、その子ども本人が本来持っている脳の特性として知能に影響が出てくる場合と、てんかんを繰り返すことで知能や発達に影響が出てくる場合の2パターンがあります。もともと知能や発達の遅れのあるお子さんがてんかんを発症した場合は、...(もっと見る)