自賠責保険では、過失の大小に関わらず、 事故により怪我した人や死亡した人 を 被害者 、その 事故の相手方 を 加害者 といいます。 そのため、一般論として過失が大きいとされる加害者が事故で怪我をした場合も、 過失が100%未満であれば 、事故の相手方が加入する自賠責保険会社に治療費を請求できます。 傷害による損害（治療関係費、休業損害、慰謝料）は、上限120万円まで支払いを受けられます。

交通事故は、 過失割合 によって支払う治療費の割合が変わります。 たとえば加害者6割、被害者4割の過失割合で、かつ治療費が100万円かかった場合、加害者が60万円、被害者は40万円の支払いとなります。

人身事故の被害者に発生した損害のうち、怪我の治療費や慰謝料などの人的損害は人身事故の加害者が自動車保険に加入していれば、加害者の加入している損害保険会社へ保険金（損害賠償）として請求することができます。