（注目投信に聞く）配当利回り高い30銘柄集中投資

――投資信託の特徴を教えてください。「日経平均株価採用銘柄の中から、予想配当利回りの高い上位30銘柄に投資している。現在は6月と12月に予想配当利回りの順位を付け直し、リバランス（配分調整）を行う。無配転落のリスクや財務上の大きな課題を考慮する以外は、上から順に機械的に買っているのが、他の配当に着目した投信との違いだ」「日本株は米国株などに比べて、高配当銘柄の顔ぶれがマクロ環境で変化しやすい。

バランス型投信の資金流入額 過去1年｢1000億円超｣なく

バランス型投資信託の人気をみる限り「分散」の浸透はまだ弱いようだ。人気の米国や全世界の株価指数連動型投信は、銘柄分散こそ行われているものの資産分散は行われていない。複利効果を期待して資産形成するには、性格の異なる資産を組み合わせて価格変動を低減させることが基本だ。しかし複数の資産を組み合わせたバランス型投信は、過去1年（4月末時点）で資金流入額が1000億円を超えたものは1本もない。設定後1年 ...