ベルトテンションの調整は、多くの場合、プリンターのモーターまたはベルトの取り付け部に設けられた調整ネジを使って行います。 適切なテンションは、ベルトがしっかりと張っているが過度に緊張していない状態を目指します。 ベルトを軽く押したときに、わずかに弾力がある程度が理想です。

ベルトテンションの調整はどうやって行う？ 多くのベルト駆動の機構では、ベルトのテンション調整するテンショナーと呼ばれる仕組みを有しています。 ガイドローラーのように外部からもう一つローラーを押し当てる方式や、プーリー自体が移動してテンションを調整する方式など、その方式は様々です。 その際、ベルトが適正なテンションに張られていること確認するための測定器がベルトテンショナーメーターです。

装置電源をオフにし、各プーリがフリーで回転する状態とします。 ベルトは軸間距離を狭めた後、セットします。 ※無理なはめ込みはベルト故障の原因！ 軸離距離を広げ、ベルトに張りを与えます。 プーリを手動で回転させ、ベルトをなじませます。

ベルトの張りが弱すぎても、強すぎても寿命低下の原因となりますので、次の手順にて張りの強さを調整してください。 STEP-1 ベルト速度の計算 dp・ n =19100 :ベルト速度(m/s)dp :小プーリピッチ円直径 (mm)n :プーリ回転数 (rpm) STEP-2 ベルト張力の計算 Tt =1.25× 1000・Pd Kθ1・V+ NmV2 Ts = 1.25 − Kθ1 Kθ1 × 1000・Pd