WebWinny事件 (ウィニーじけん)とは、 ファイル共有ソフト 「 Winny 」に絡む 著作権法 違反( 公衆送信権 の侵害)を問われたものの、無罪となった刑事事件である [1] 。 利用者だけではなく、 アプリケーションソフトウェア 開発者も、 逮捕 ・起訴されたことで、 情報産業 従事者以外からも注目された裁判となった。 概要. Winnyの開発. Winnyは、元 …
Web平成21年10月8日. 判示事項. 適法用途にも著作権侵害用途にも利用できるファイル共有ソフトWinnyをインターネットを通じて不特定多数の者に公開,提供し,正犯者がこれを利用して著作物の公衆送信権を侵害することを幇助したとして,著作権法違反幇助に ...
Webファイル交換ソフト「Winny」を開発し、著作権法違反(公衆送信可能化権の侵害)幇助の容疑を問われた金子勇・元東大大学院助手への判決が2007年12月13日、京都地方裁判所で下され、京都地裁は罰金150万円(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡した。 Winny開発スタートのいきさつ. Winnyの開発が始まったのは、2002年4月のことである。 それまで日本国 …
WebAug 13, 2018 · 【判決要旨】 「Winnyは, 1,2審判決が価値中立ソフトと称するように,適法な用途にも,著作権侵害という違法な用途にも利用できるソフトで あり,これを 著作権侵害に利用するか,その他の用途に利用するかは,あくまで個々の利用者の判断に委ねられている。 また,被告人がしたように,開発途上のソフトをインターネット上で不 …
WebDec 20, 2011 · ファイル共有ソフト「Winny」を開発・公開した金子勇氏が著作権法違反の幇助の罪に問われた裁判で、最高裁は19日付で、検察側の上告を棄却する決定をした。 これにより、金子氏を無罪とした二審・大阪高裁の判決が確定する。 この裁判は、2003年11月に著作権法違反で逮捕されたWinnyユーザー2人(有罪判決)について、Winnyを …
Web)が認定した「P2P FINDER」は,Winny などの匿名性の高いP2Pによるファイル共有を解析する機能を有するもので,匿名性のないビットトレントによるファイル共有に対しては無用であり,月額料金が対象コンテンツ1件当たり10万円と高額である。 これの使用を要求することは,実質的に権利者の救済の途を閉ざすものである。 (被告の主張) ア 無関係な者 …
Web抵触1回. 主文. 本件上告を棄却する。. 判示事項. 適法用途にも著作権侵害用途にも利用できるファイル共有ソフトWinnyをインターネットを通じて不特定多数の者に公開,提供し,正犯者がこれを利用して著作物の公衆送信権を侵害することを幇助したとして ...
WebWinnyは,特定のサーバーに依存することなく,ファイルの共有ができるファイル共有ソフトである。 Winnyを利用してデータを送受信する際には,中央サーバーを介することなく,ノード情報と呼ばれるIPアドレスとポート番号を暗号化した情報を利用して,既にWinnyネットワークに参加している他のパソコンと接続し,これにより自らのパソコンをWinny …
Webこの問題は,ファイル共有ソフトWinnyの開発者が同ソフトをインターネット上で不特定多数者に対して一括提供したWinny事件において,現実の問題となった。 この問題の特殊性は,第1に,提供された道具が「適法な用途にも犯罪にも利用できる」ものである点にあり,第2に,提供行為が「不特定多数者に対する一括提供」であるという点にある。 そして,これ …
WebWinny最高裁決定の検討. ~最決平成23年12月19日刑集65巻9号1380頁~ ~『 中立的行為による幇助』を中心に~ 担当 國領・高瀬. 目次. 1.問題の所在 1.1 中立的行為による幇助とは 1.2 幇助犯の成立要件 2.関連判例・裁判例 2.1 主観面に着目して幇助犯の成立を肯定したと評し得る事例 2.2 客観面からの処罰範囲の限定を試みる裁判例 3.本決定の検討 3.1 本 …