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  1. 乳児死亡率とは?世界ランキングと日本が低い理由、私たちに ...

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    乳児死亡率は地域・社会全体の保健水準・生活水準を指し示す指標の一つであることを考えれば、環境が大いに改善されたことが分かる。 衛生面・経済面での生活環境改善がさらに理解できるのが、次の死因数に関する値。 戦後間もなくにおいては肺炎や腸管感染症 (腸炎などの感染症疾患)を起因するものが多く、1960年ですら肺炎のみで年間1万人以上の乳児が亡くなっていた。 最大死亡原因だった肺炎、そして腸管感染症も医学の進歩や各種環境の向上でその数を大きく減らしている。 直近年の2020年では肺炎は12人、腸管感染症は2人にとどまっている。 その他の要因も数的には減っており、死因全体比には大きな変化はない (件数そのものが減っているのは少子化の影響もある)。
    2023年5月19日にWHO(世界保健機関)が発表した2023年版の世界保健統計(World Health Statistics)によると、新生児の死亡率が最も高い国は南スーダンで、40人だった。 この数値は1000人出産当たりの人数を表しており、割合で表すと4%となる。 新生児とは生後約1ヶ月未満の赤ん坊を指す。 2位はパキスタンで39人、3位はソマリアで36人。 新生児死亡率が30人(3%)を超えている国の数は16か国。 上位にはアフリカの国が多い。 また、新生児死亡率が最も低い国は日本を含む15か国で、1人(0.1%)となっている。 フィンランド、ノルウェー、イタリアなどが並ぶ。
    ターゲットでは直接、乳児死亡率については触れていません。 しかし、生まれてから28日以内の新生児や、5歳未満児の予防可能な死亡を根絶するのは、1歳未満に亡くなる乳児を減らすことが重要になるのです。 ここまで乳児死亡率の大まかな概要について確認してきました。 実は近年、 乳児死亡率の改善に対する関心が高まりつつあります。 その背景にはSDGsの存在があるのです。 この章では、乳児死亡率とSDGsの関係について見ていきましょう。 SDGs とは「 Sutainable Development Goals(持続可能な開発目標) 」の略称です。 2015年9月の国連サミットで、参加国すべての国が賛同し採択されました。
    5歳未満児死亡率とは「 生まれてから5歳未満に死亡する確率 」です。 上記2つの死亡率と同じように、1,000人あたりの死亡数を表します。 この2つの指標はどちらも貧困、衛生問題について考える際には大切なものなので、覚えておくと良いかもしれません。 乳児死亡率の定義や、新生児・5歳未満児死亡率との違いがわかったところで、次は世界の現状をデータから見ていきます。 日本ユニセフ協会によると、 乳児死亡率が高いのはサハラ以南のアフリカ、西部・中部アフリカ地域 です。 特に、中央アフリカ共和国・シエラレオネ・ナイジェリアなどといった国の乳児死亡率が高くなっています。 ヨーロッパやアジアの国と比較しながら確認してみましょう。 まずは、2018年の乳児死亡率が高い国を5つ抜粋しました。
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  7. 新生児死亡率 | 公益社団法人 日本WHO協会

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