二硫化炭素（にりゅうかたんそ、英: carbon disulfide）は代表的な炭素の硫化物で、化学式は CS2。無色で揮発性の See more

純度が高いものはエーテル様の芳香を持つ無色の液体だが、保存中に分解しやすく一般的には硫化カルボニルのような悪臭を持つ夾雑物が含まれ黄色を呈する。
酸素 (O)と硫黄 (S)が同族であることから、二酸化炭素… See more

自然界では火山や沼地から微量に放出されるのみである 。
工業的には木炭・コークスなどの固体の炭素源を用いて硫黄蒸気と反応させる固相－気相反応および、天然ガス（メタン）を炭素源と … See more

二硫化炭素は燃焼すると、二酸化硫黄と二酸化炭素が発生する。
二硫化炭素の塩素化は四塩化炭素を合成するのに使われる。
第一級および第二級アミンの付加によりジチオカル … See more

穀物や果実にたいする殺虫剤として、あるいは土壌の病害性昆虫や線虫の殺滅のために使われる。
リン、硫黄、セレン、臭素、ヨウ素、脂質、樹脂、ゴムなどの溶剤として用いられる。 オクタ … See more

神経系に影響するため、高濃度では致死的である。
環境省によるリスク評価によれば、呼吸による無毒性量は 3.2 mg/m 、経口摂取による無毒性量は 2.5 mg/kg･day とされている。 … See more

揮発性が高く、非常に引火しやすい（引火点-30°C、発火点90°C）。比重が水より大きく水に難溶であることを利用し、二硫化炭素の上に注水し揮発を防ぐ水没貯蔵方法が用いられる。引火した場合は大量の水による消火 … See more