縁起の良いという点でつながって、「円が続いている柄＝七宝柄」と呼ばれるようになりました。このほか、円が四方八方に広がることから『しほうはっぽう⇒しっぽう』と呼ばれるようになったという説もあり、実際本当の由来は明らかにはなっていません。

円形が永遠に連鎖しつながる七宝柄には、「円満」や「調和」、「ご縁」などの願いが込められています。また人と人の関係が無限につながっていく、さらには子孫繁栄で家が大きくなっていくという意味も込められています。つまり、人のご縁やつながりというものは、七宝と同等の価値があるということも示している柄でも...

七宝柄とひとくちに言っても、そのバリエーションは豊富。特に決まりがない七宝柄ですから、さまざまな円や色を駆使して自由に描くことができます。円と円の重なりの中に柄を入れたり、重なったところの色を変えたりと可能性は無限大ですね。