高身長には課税せよ？夏目漱石159センチ、三島由紀夫163センチ…身長コンプレックスに悩んだ文豪たち

後世に語り継がれる詩や小説を遺した「文豪」には、世間一般の「ふつう」に馴染めなかった者が少なくない。 しかし「こじらせていた」からこそ、彼・彼女らは文学の才能を開花させることができたと言える。今回は、書籍『こじらせ文学史 ～文豪たちのコンプレックス～』（ABCアーク）から一部を抜粋して、夏目漱石と三島由紀夫の知られざる素顔に迫る。二人が人知れず抱えていた「コンプレックス」とは…？

新婚夫婦を見かけ、先生から“恋”について質問される。正直に答えると…／漫画 こころ④

『漫画 こころ』（夏目漱石：原作、有栖サリ：漫画/文響社）第4回【全4回】 日本人なら誰もが知る、夏目漱石の「こころ」。高校の教科書にも掲載の名作を、気鋭のBL漫画家が圧倒的な画力で漫画化！ エゴイズムと心の機微、罪への葛藤などが描かれ、こんな時代だからこそ、美しく堪能したい『漫画 こころ』をお届けします。

「到底余に書けるものではないと思った」茨城県出身の“詩人”の作品を、夏目漱石が絶賛した理由

経済格差と比べて見落とされがちだが、日本には確かに「知的格差」が存在してきた。たとえば大河ドラマ『光る君へ』は人口のわずか0.005%程度しかいない貴族の世界を描いたものであり、庶民に光が当たることはない。「普通の日本人」はものを書く能力がなかったため、可視化されないからだ。文章を書いたり読んだりする能力は、社会の例外的上層だけの特権だった。そしてそれは近代以降になってからも、変わらない。たとえば ...

「自助努力だけでは難しい」 九州屈指の老舗書店、6月末で休業

明治創業の「長崎次郎書店」（熊本市中央区）が6月末をもって休業する。森鷗外や夏目漱石ら文豪との縁も伝わる九州屈指の老舗書店も、まちの書店を取り巻く厳しい状況からは逃れられなかった。2016年の熊本地震も乗り越え、150年間引き継がれたのれんが間もなく下ろされる。

瀬戸内海の絶景とお遍路迎える人情を満喫 道後温泉本館の再開控えた「だんだん」鉄道旅

瀬戸内海（伊予灘）に面し、四国八十八カ所巡りの折り返し地点として多くのお遍路さんが訪れる四国・愛媛。夏目漱石の「坊っちゃん」にも登場する松山市の道後温泉本館は長らく改修工事中だったが、今年７月に工事を終え、５年半ぶりに再開する。来島（くるしま）海峡の観潮船や、愛媛の沿岸を走る観光列車から眺める伊予灘の景色はどこまでも穏やかで、都会の喧噪（けんそう）を忘れさせてくれた。