『闘戦経』（とうせんきょう、旧字体：鬭戰經）は、平安時代末期に成立したとみられる日本の兵法書（後述）。現存する国内独自の兵法書としては、最古の兵法書である。 See more

『闘戦経』の序文において、「闘戦全ての経なるものにして、本朝兵家のうん秘、我家の古書なり」（闘戦全経者、本朝兵家之蘊奥、我家之古書 … See more

一部のみ現存する上、『孫子』の補助的兵書としての役割の為、兵として、将としての思想・精神・理念・心法を主に説き、用兵論を一部で説いているものの、攻城戦や籠城戦 See more

当書を著し、代々伝えてきたのは、古代から朝廷の書物を管理してきた大江家であり、鎌倉幕府の時代では源頼朝から実朝の三代にわたって、兵法 … See more

著された理由として、中国兵法書『孫子』における「兵は詭道なり（謀略などの騙し合いが要）」とした思想が日本の国風に合致せず （『闘戦経 … See more

作述されてからは、大江家38代大江広元が、鎌倉幕府・源氏三代に仕えたが、北条家の治世となってからは遠ざけられ、結果として理解しやすい … See more

「兵術は草鞋の如し。その足健にして着すべし。豈（あ）に跛（は）者の用うる所となさんや」（草鞋は強靭な足にのみ着用るもので、兵術も適 … See more